新型インフルエンザの流行が心配されていますが、予防対策商品も次々と発売されています。クロシード社のフォルテシモ抗体マスクは、ダチョウの卵黄からとりだした抗体をマスクに染み込ませてウィルスを無力化するというもの。サージカルタイプも販売されておりどちらも通販で購入できます。
抗体マスクは不織布3層構造で、 トップフィルター、静電フィルター、抗体フィルター(調湿性フィルター+保水層)の順に重なっており、インフルエンザウイルス飛沫はマスクの静電フィルターでトラップされたのち抗体フィルター面の保水層で抗体と結合して不活性化されます。
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鳥・豚インフルエンザなどがヒトに感染した場合など強力な感染性を持つ新型インフルエンザの大流行が懸念されています。風邪の予防と言えばうがいやマスクが一般的ですが、普通の一般用のマスクではウイルスが難なく布を通り抜けてしまう恐れがあり、その予防効果が不安視されています。
また、医療用にはN95と呼ばれるタイプの高性能マスクがありますが、密閉度が高くなっているために日常一般的に使用するには、呼吸が苦しくなって不向きなのです。
そこで、このたび動物衛生学の塚本康浩京都府立大教授らが研究・開発して製品化されたのが、ダチョウの卵黄抗体を染み込ませた、抗体マスクです。ウイルスに対する抗体はどの動物のものでも効果があるようですが、教授らが注目したのはダチョウ。ダチョウの卵黄からつくられる抗体は品質が高く安定しているうえに、大きな卵を年間100個ほども産卵するので生産コストにも優れているのです。
このダチョウの卵黄から、既存に流行しているインフルエンザH3N2型などのウイルス、また鳥インフルエンザのH5N1型ウイルス(新型インフルエンザに変異する恐れが指摘されている)を不活性化する抗体をつくり、マスクに染み込ませたものが、抗体マスクなのです。
フィルターで被ったケースで行なったニワトリのひなによる感染実験では、抗体を塗布しなかったケースの場合、3日間で半数のひなが死にましたが、抗体を染み込ませたフィルターで被ったケースでは一羽も死ななかったと言う結果を得られました。ダチョウの卵黄抗体がウイルスを不活性化させて感染を防ぐ効果が確認されたのです。
この抗体マスクは、福岡県のクロシード(CROSSEED)社から販売されています。製品のラインナップは、「抗体ff〈フォルテシモ〉Rサイズ(男性用)」、「抗体ff〈フォルテシモ〉Sサイズ(女性用)」、「抗体ff〈フォルテシモ〉SSサイズ(子供用)」が各20枚入で6720円。「抗体マスク サージカルタイプ」が36枚入で7560円。「抗体マスク DS2タイプ」が20枚入で5880円(価格は税込)。
2008年秋に発売された「抗体ff〈フォルテシモ〉」はN95タイプのマスクの息苦しさを緩和し、サージカルマスクで生じてしまう隙間の密着性を高めたうえ、抗原抗体反応による二次感染のリスクを低減したタイプとなっています。抗体マスクは、原則1日1枚の使い捨てです。これらの抗体マスクはクロシード社から販売されており通販でも購入できます。