メタボとは内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態を言い、その基準は腹囲とBMI、血液検査などから判定されます。内臓脂肪が原因となって動脈硬化が進行、さまざまな症状を引き起こすメタボリックシンドローム。早めに発見して生活習慣の改善やダイエットで解消しましょう。
メタボリックシンドロームとは内臓脂肪症候群のことで、糖尿病をはじめとする生活習慣病は、内臓脂肪の蓄積が原因で肥満、高血糖、高脂血症、高血圧、心臓病、脳梗塞などの重大な疾患を引き起こすリスクを高めることを示しています。早めの改善が重要です。
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厚生労働省の指導により平成20年から始まったメタボ健診は40〜74歳の被保険者と被扶養者に義務づけられた検診で、定められた基準によりメタボの状態を判断して、適切な指導や生活習慣病の発症を予防を行なおうというものです。メタボの状態を放置すると、内臓脂肪が原因となって動脈硬化が進行し、脳卒中、心筋梗塞、狭心症などのさまざまな症状を引き起こします。
メタボが進行すると、血管内壁にコレステロールなどがたまり、それが酸化されることによって血管壁の内部に蓄積します。そして血管の内腔が狭くなり血流が悪くなって動脈硬化にいたるのです。動脈硬化が脳で進行した場合は脳出血や脳梗塞につながり、心臓の冠動脈の血管が詰まって心筋の一部壊死が起こると心筋梗塞の発作が発生します。また、血管が狭くなって血液の流れが悪くなると、心臓に負担がかかったときに狭心症の発作が生じる場合があります。いずれもメタボによる内臓脂肪からさまざまな代謝異常が引き起こされて起きる疾患です。
メタボリンクシンドロームの判断基準として、まず最初に『腹囲』によって肥満グループの選別をします。
『腹囲』(おへその回り)が男性85cm以上、女性90cm以上の人(@)、もしくはBMI[体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)]が25以上になる人(A)、は次の血液検査に進みます。
血圧検査では『血圧』が上130以上、下85以上の人(B)、『血糖』100以上またはHbA1c(グリコヘモグロビン)5.2%以上の人(C)、『脂質』中性脂肪が150以上またはHDLコレステロールが40未満の人(D)、これらに該当するかどうかを調べ、ひとつでも当てはまるする人で『喫煙』をする人にはリスクをひとつプラスします(E)。そしてその結果からメタボ基準の総合判定をします。
まず腹囲が(@)の人で、(BCDE)のうち2つ以上当てはまる人は『メタボ高リスク』、1つ当てはまる人は『メタボ中リスク』、当てはまらない人は『メタボ低リスク』と判断します。
腹囲は基準以下ですがBMIが(A)の人で、(BCDE)のうち3つ以上当てはまる人は『メタボ高リスク』、1つ以上当てはまる人は『メタボ中リスク』、当てはまらない人は『メタボ低リスク』と判断します。
『メタボ高リスク』の人は「積極的支援グループ」に該当し、具体的な数値目標を考えた生活習慣の改善を速やかに実行するように指導されます。『メタボ中リスク』の人は「動機づけ支援グループ」に該当し、なぜ生活習慣の改善が必要なのかを理解しながら改善できるところから進めてゆくよう指導を受けます。『メタボ低リスク』の人は「情報提供グループ」とされ、健診結果の医学的意義を学習して生活習慣に関心を持つような支援を受けます。またいづれにも該当しなかった人は、指導の対象外となり次年度の健診で判定をします。