暖房器具が排出するCO2

どの暖房器具がエコなのか?各燃料別のCO2排出量を比較すると、薪が燃えたときの排出量を1として灯油は3.9、天然ガス2.6、LPガス3.2。電気はガスや石油の熱量の35%程度なので、電気を直接熱に変えるヒーター使用の暖房器具の効率は悪いですが、エアコン暖房ではガスや石油よりCO2排出量が少なくなっています。

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家庭の省エネ暖房器具は、エアコン最新モデルへの買い替えがもっとも有効。

 家庭における暖房器具の省エネ度は電気、灯油、天然ガス、LPガスなど何を熱源に使うかで変わってき、それぞれに長所と短所がありますが、夏に冷房が必要になることを考えると、やはりエアコンによる暖房を中心に考えるのが現実的でしょう。そのエアコンの消費電力量はいまや家庭全体の約25%をしめると言われているので、効率のよいエアコンの使用法とエコ運転を心がければ、家庭内の省エネは大きく進むのです。

 最新機種のエアコンはどのメーカーの製品も省エネ仕様になっていて、10年ほど前の同種製品と比較すると消費電力量は30〜40%も低減(標準的な14畳対応型)されており、これを1年間の電気代に換算すると15,000円程度もおトクになる計算なのです。

 暖房器具としてのエアコン暖房は、電気代が高い、空気を乾燥させて、そのうえなかなか暖まらないというイメージがありましたが、これはもう過去のもの。最新エアコンの電気代はかなり安くなっているのです。14畳のリビングを一ヶ月暖房した場合のコスト比較をしてみると、エアコンの4,000円に対して、電気オイルヒーターが23,000円、石油ストーブ14,000円、ガスファンヒーター13,000円(概算)となっており、最新機種のエアコンがもっとも省エネ度の高い、お得な暖房器具になっているのがわかります。多少高額の出費になっても、最新機種のエアコンに買い替えるのが経済的といえるでしょう。

最新エアコンがもっとも現実的な省エネ暖房器具という理由は?

 ではなせエアコンが省エネ暖房器具として経済的なのかというと、エアコンの暖房のしくみは、部屋が冷えきっている運転開始直後には最大の消費電力で稼働しますが、設定温度まで達するとセンサーが感知し自動で運転を調整して消費電力量をさげるからです。

 暖房の設定温度を20℃にした場合、設定温度に達してからは1000Wの出力性能を持つエアコンでも200W程度で運転するので、1000Wの電気代が22円だとした場合、20℃到達以降は4円少々で済む計算になります。また、購入するときに暖房能力の幅が大きい機種を選んだほうが、省エネ効果は高くなります。

 エアコンは部屋のサイズにあった能力の機種を選ぶことが重要で、暖房の場合は狭い部屋のほうが省エネ性能が高くなります。広いリビングなどの場合はエアコン暖房だけに頼ることはかえって非効率。設定温度を低く抑えても十分な暖かさが得られるように、他のスポット暖房器具やガス温水床暖房設備などとの上手な併用が省エネのポイントになります。

 エアコンで暖房をする場合のTips:送風を強風に設定し、天井付近に溜まりがちな暖気を床に対流させてやると早く暖まります。また月に1〜2回程度はフィルターの掃除をすることも省エネ運転の重要なポイントになります。