UR賃貸住宅とは

UR賃貸住宅は、独立行政法人都市住宅機構が管理する賃貸住宅で、以前の公団賃貸住宅が呼称変更されたものです。ちなみにURは都市再生機構の英語(Urban Renaissance Agency)の略称。
UR都市機構のサイトに、関東(東京・首都圏)、関西(大阪・広島)、中部(名古屋)、九州・山口などエリア別の募集物件情報ページがあり、入居の申し込みもできます。
http://sumai.ur-net.go.jp/

緑豊かな環境で子育て中のファミリーにぴったり。UR賃貸住宅のメリットは?

 UR賃貸住宅(旧公団住宅)には民間の賃貸住宅にはない、さまざまな特長があります。まずは民間賃貸に比べて比較的専有面積の広い物件が多いこと。また敷地内に公園や緑地を併設した物件が多く、付近に小学校やスーパーもあるので子育て中のファミリーには理想の環境といえます。気軽に入居できることもメリットで、先着順の受付で、初期費用は敷金3か月のみで礼金はいりません。仲介手数料も不要です。また保証人がいらないのは気楽ですし、二年ごとの契約更改料も不要です。管理体制や自治会がしっかりしているので安心です。

 民間ではまず不可能な住戸内の改修(間取りの変更など)ができることも大きな特長のひとつ。退去時の敷金返還でもめることも少ないようです。健康であれば、年齢は関係なく入居できるので収入に余裕のある高齢者にとってもうれしい環境であると言えます。また友人等との同居を可能とするハウスシェアリング制度や、生活の本拠以外としての居住を可能とするマルチハビテーション制度(セカンドハウス利用)などが可能な物件も増えてきています。

 これらのメリットを総合して判断すると、UR賃貸住宅は、子育て中のファミリーや収入に余裕のある高齢者にとっては理想の環境に近いでしょう。入居の申し込みは各地のUR営業センターへ。またインターネットからも可能なので場所や時間を気にすることなく申し込みができます。

比較的高い家賃がUR賃貸住宅のデメリット。年収による入居審査もあります。

 それでは、UR賃貸住宅のデメリットについて考えてみましょう。まずは民間の物件に比較して家賃が高めなこと。特に郊外の物件などは駐車場の料金も高く感じます。入居時に年収による入居審査があり、家賃に対して何倍かの月収が必要になります。更新料は不要ですが3年ごとに家賃の改正(下がる場合も)があります。保証人がいらないので居住者は雑多で多様になり、古い団地には高齢者が多い傾向があります。また賃貸でありながら、駅から距離のある立地の物件が多いです。

 これらのデメリットから、住環境にはあまり関係のない企業戦士ビジネスマンや単身者には、多少専有面積が狭くても通勤に便利な駅から近く家賃の安い民間の賃貸住宅のほうが向いているでしょうし、高齢者用住宅を除けば、年金だけで暮らす高齢者の方も高めの家賃を支払い続けるのは厳しいかもしれません。

 UR賃貸住宅のメリットとデメリットをざっと羅列すると以上のようなところになります。保証人の不要などは民間にはとてもできない条件ですが、気楽な反面いろいろな人達が入居してくるということで、簡単に退去させられないことにも表裏があります。環境や家賃の問題以外に入居を判断する重要なポイントとなるのではないでしょうか。